浮力?自動膨張?津波や激流に対応できるライフジャケットの選び方

我が家の防災
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どうも、みなぽんです。

今回は、

『ライフジャケットの選び方』

という内容です。

 

ライフジャケットは、

たくさんの種類があります。

そして、性能も様々です。

そんなライフジャケットを

水難救助の経験もある夫に

どうやって選んだらいいか聞いて

みました。

チェックポイント

・浮力はどのくらいが必要?
・浮力体と膨張式はどっち?
・どんな色、形の物がいい?

こんな疑問がある人は、

最後まで見て行ってください。

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浮力

浮力とは、

簡単に言うと、水面に浮く力です。

浮力が1kgという書き方がしてあれば、

1kgの物を浮かす力がある。

とういことになります。

ライフジャケットの浮力は、

7.5kg以上の物を選びましょう。

この7.5kgは津波の対策でも記事に

しましたが、実験した時の

ライフジャケットの浮力が7.5kg

でした。

津波でのライフジャケットは有効性?

また、人の頭の重さが

4~6kg(体重の約1割)

といわれているので、

7.5kg以上の浮力があれば

浮くことができるということです。

なので、それ未満の浮力では、

津波の渦の方が強く、浮いて来ることが

できない可能性があります。

なので、最低ラインで7.5kg以上

ライフジャケットを選びましょう。

のちに出てくる国土交通省認定品

浮力7.5㎏以上となっています。

浮力体式と膨張式

浮力体式を選んでください。

浮力体式は、ウレタンなどの

浮く素材で作られているものです。

それに対して膨張式は、中にボンベが

入っており、そのガスが充満して

浮くことができます。

このボンベは水に反応して

自動的にガスが出る物と、

手動式で引いてガスを充満させる

物があります。

膨張式のメリット

膨張式のメリットは、

非常にコンパクトになるので

収納に場所を取らないことです。

本当にとても小さくなります。

浮き輪タイプのものは、

買い物袋をまとめたぐらいの

大きさです。

ただし、浮力体の方はかさばります。

膨張式のデメリット

デメリットは、

・ガス(空気)なので、少し破れると浮力を失う。
・ボンベの定期的な交換が必要。コスパが悪い。
・自動式は少し時間がかかり、手動式はパニックで作動できないことがある。

です。

浮力体式は、これらのデメリットが

ありません。

破れる

津波は、色々な物が流れてきます。

家が流れるぐらいなので、角材やガラス

運が悪ければ刃物が流れているかも

しれません。

膨張式は風船みたいなものなので、

そんなものが少しでも刺されば一瞬で

抜けて浮力を失います。

浮力が落ちれば、ライフジャケットの

能力より津波の引き込まれる力の方が

強く、呑み込まれるかもしれません。

定期的な交換が必要(メンテナンス性)

夫の職場の救命浮輪ですが、

一斉に膨張式から浮力体式に交換した

そうです。

理由は、浮輪のボンベが使用期限切れ

になったからです。

浮力体式は使用期限などはなく

性能は浮力体式でも膨張式でも

差はありません。

コスパを考えると、浮力体式の方が

メリットがあるので、そちらに交換に

なったそうです。

また、ボンベ式は膨らむまで

ライフジャケットの破損に

気が付きにくく、それが原因で

ライフジャケットが充分に機能しない

ことがあります。

能代港の海岸埋立用の護岸が津波で崩れ、多くの従業員が海へ投げ出された。渦の状態がよく判り、ちょうど、電気洗濯機の中で人と護岸用の石が回転した状態となった。多くの死者が出たなかで、救命胴衣を着用した人は、一人を除いて全員助かった。死んだ一人は、膨張式(ガス式)救命胴衣の背中が裂けており、ガスがもれていた。

引用:津波ディジタルライブラリィ 秋田県つり連合会-釣り人が証言する日本海中部地震 大津波に襲われた 秋田県つり連合会編

浮力体式の方は、

そこまでメンテナンスは必要ありません。

夫の経験だとカビぐらいだそうです。笑

膨らまない

自動式は先程お伝えしたように、

メンテナンス不足で破損している可能性

の他に、水に反応するまでに少し時間が

かかります。

救命浮輪を交換した時に、どんな感じに

膨らむのか水槽に水を貯めて

実験したそうですが、

体感で10秒程度はかかったそうです。

「水面ではなく、

 水に沈めたら少し違うかも知れない。」

と、夫は言っていましたが、

津波に巻き込まれながらの10秒は

かなり苦しいでしょう。

手動式は、もっと不安です。

津波に巻き込まれながら確実に紐を

引けるかどうか・・・

「極限状態でも間違いなくできる!」

と自信があればいいかも知れません。

代償は・・・ですが。

浮力体式はこれらのデメリットがなく、

・中身が出るほど破損しなければ浮力を維持できる。
・メンテナンスがほぼ必要ない。
・最初から膨らんでいる状態。

保管に場所を取る以外のデメリットが

ありません。

サイズは?

サイズは、ピッタリ着れるものを選んで

ください。

具体的には、サイズを調整できるもの

がいいみたいです。

理由は、川などの救助事案などで

ライフジャケット

(消防は

PFD(パーソナル フローティング デバイス)

 と言うらしいです。 )

を着ますが、流されないように後ろに

ロープなど付けられるようになって

いるそうです。

ロープが付いていて流されると、

ライフジャケットは上に引っ張られて

体は下に引っ張られるような力

かかります。

この時、川の流れが強いと

ぶかぶかのライフジャケット

あれば、脱げてしまいます。

津波も、実験で一度巻き込まれて

浮上することが分かっています。

この時、ライフジャケットは水面上に、

体は水側に引っ張られます。

渓流救助などでもそうですが、

簡単に脱げてしまうそうです。

なので、脱げないように股ひもがある

物や、しっかりと調整できる物、

締め付けができる物を選びましょう。

桜マーク(国土交通省認定品)

ライフジャケットの中には、

桜マークといって国土交通省が認定した

ものがあります。

具体的には、

誤った方法で着用されないように作られたものであること。
浮力 7.5kg以上(体重 40kg未満の小児用は浮力 5kg 以上、体重 15kg未満の小児用は浮力 4.0kg以上)
非常に見やすい色のものであること
顔面を水面上に支持できるものであること
笛がひもで取り付けられていること

引用:国土交通省-ライフジャケットの安全基準と技術基準

となっています。

この桜マークは、船や海や川のレジャー

を想定しているもので、津波のような

激しい流れのものは想定されていません。

しかし、

桜マークのいいところ
浮力が7.5kg以上となっていること
誤った方法で着ないように工夫されているもの

といったものは選ぶ指標にはなるので、

目安の1つとしてはいいかも知れません。

国土交通省が認定しているのなら

良さそうな気もしますね。

色と形

色はオレンジ、赤など、

水面から目立つ色を選んで

ください。

沖に流されても見つけやすい色なので

生存率は上がるでしょう。

逆に、青、白、黒はデザイン的には

おしゃれでいいかもしれませんが、

水面からは見つかりにくいので

やめた方がいいでしょう。

形については、

代表的な形
ベスト型
肩・首型
腰型
ポーチ型

があります。

腰型、ポーチ型は論外です。

浮輪やビート板に捕まるようなイメージ

になるので、急な流れの津波には無力です。

次に肩・首型ですが、

このタイプのものは背中が浮きません。

背中が浮きにくいということは、

足を浮かすのが難しいということです。

足を浮かしたい?

足を浮かす必要がある理由が、

チェックポイント

・障害物を蹴って回避できる
・泳がず移動できる

からです。

障害物を回避

足を上げていれば、

障害物を避けることができます。

渓流救助等で言えば、

岩などの動かない物に対して体から

ぶつかるのではなく、足から進み

蹴ることでそういった物を回避すること

ができるそうです。

津波でいえば、電柱やマンションなど

流されない固定物も多いです。

その固定物を足を使って蹴って回避し

衝撃を和らげる事で脳震とうのような

ことも防げます。

まず浮くことができないと意味がない

のですが、浮き上がったあとは

足を浮かすことで生存率を上げることが

できます。

移動できる

流れがある水(川や引き潮)だと、

体の向きを変える事ができれば、

泳ぐことなく移動することができます。

図で説明すると、

浮いてるだけならこうですが、

足が浮いて体を斜めにする

このように、力がかかるので移動する

ことができます。

津波は濁流が押し寄せた後、引き潮に

なります。

その時に沖まで流されないよう

流されていない高い建物や電柱まで

たどり着いて捕まることができれば

生存率は高まります。

こういった理由から、

足を容易に浮かすことができて背中から

浮くことができる、ベストタイプの物を

選びましょう。

おすすめのライフジャケット

最後に、

おすすめのライフジャケットを

予算度外し、1万円以下、5千円未満で

紹介します。

予算度外し( NT-BSR-905 )

出典:げんばのドン
NT-BSR-905
浮力 13.5kg(浮力体式)
タイプ ベストタイプ
サイズ フリー
桜マークあり
金額¥44,000

このライフジャケットは、

多くの消防で採用されているそうです。

草加八潮消防組合-救助工作車 仕様書

水難救助で使われるライフジャケットは、

ある程度の基準があります。

流水域で使用する救助者用救命胴衣の技術基準(一般財団法人 日本舶用品検定協会)

I一般的性能要件
1. 浮力材は固形のものであること。
2. 高い作業性を有すること。
3. 視界は大きいこと。
4. 漂流物等が絡む可能性のある付属物等が極力少ないこと。
5. 胴衣の材質及び縫製部分並びに部品が十分な強度を有すること。
6. 着脱が簡単な動作で行えるものであること。
7. 目立つ色であること。
8. 耐油性能が十分であること。

II個別性能要件
1.浮力100N 以上の浮力(水中の質量 11.7kg の鉄片を浮揚させる浮力)を 24 時間担保できるものとする。
2. 離脱装置 クイックリリースハーネス機能を備え、解放操作を行った時に、救命胴衣の背面部分に位置させた、DリングまたはOリング(引き綱を結わえた)がハーネスストラップから離脱するもので あること。その場合に、バックル及びハーネスストラップが胴衣本体から離脱せず、解放操作を行う為の グリップ等の位置がズレの生じないよう、バックル又はハーネスストラップの片側を、しっかり と胴衣本体に固着しておくこと。クイックリリースハーネス機構のベルトは、胴衣の締め付け又は調整等の他の用途のベルトと 兼用するものでないこと。
3.構造 救命胴衣は装着用または調節用に、ひもで結ぶ方式を採用してはならない。装着用または調節用のベルト等の長さに余裕がある場合、水中トラップを回避するため、ボディストラップ(クイ ックリリースハーネスのストラップを除く)などの自由端を固定するための手段、あるいは、収 納方法等が確立されていること。この場合、ベルトに、長さ調節用のループを取りつける等の方 法で行っても良く、収納方法等が困難な場合は、余ったベルトの先を切断し、先端を処理する方 法を取り扱い説明書に明示する方法によっても良い。股間調整用のベルトは取り付けない。

引用:総務省消防庁-洪水・津波災害等における水難救助活動マニュアル

などとなっており、

桜マークの7.5kg以上の浮力が推奨

されています。

このライフジャケットの浮力は、

救命胴衣の技術基準の

100N(約10.2㎏)よりも多い

13.5kgの浮力を持っています。

サイズも、サイドベルトで調整が可能

です。

他にも、救助する側として必要な

クイックリリース(離脱装置)も

ありますが、一般的には使い道が

ありません。

不要な機能(クイックリリース)も

ありますが、予算に制限がないので

あれば、救助する側が使っている

ライフジャケット(PFD)を買うのが

一番安全でしょう。

ただし、残念なことに楽天やAmazon

などでの販売はありません。笑

1万円台( TK-200ARS )

出典:Amazon
TK-200ARS
浮力 8.5kg(浮力体式)
タイプ ベストタイプ
サイズ フリー
桜マークあり
金額¥10,010

こちらのライフジャケットですが、

股ヒモがついているものになります。

股ヒモのメリットは、

津波や激流にのまれても

ライフジャケットが脱げないこと

です。

サイズもサイドのベルトで調整が可能

なので、ほとんどの人は対応できます。

自分の体形に合わせておけば焦って

いてもピッタリ着ることができる

でしょう。

夫が言うには、この股ヒモタイプが

お薦めだそうです。

着方が少し甘くても脱げる心配が少ない

ので、日頃着慣れていなくても安心

だろうとのことです。

5千円以下

出典:Amazon
TK-24ARS
浮力 8.5kg(浮力体式)
タイプ ベストタイプ
サイズ フリー
桜マークあり
金額¥3,260

このライフジャケットは、

サイドのベルトはなく腰部分の

ヒモで調整するタイプです。

この部分の締め付けがしっかりして

いないと外れる可能性があります。

先の基準中でもヒモで締め付ける

タイプは推奨されていませんでした。

しかし、このライフジャケットの

いいところは、

安く、誰でも着られることです。

急いでライフジャケットを着る際に、

TK-200ARS(先程紹介したタイプ)の

ライフジャケットを私と夫の物を

間違えて着ようとすると、私はダブダブ

夫は着れない可能性があります。

逆だとすぐ気付けばいいのですが、

緊急時に目ざとくすぐ気付ける人は

中々いないと思います。

不特定のが着る場合(会社や学校)や、

二人以上が同居している場合

(親や祖父母などと同居)

こちらの方がいいかも知れません。

金額も安く、約3,000円程度

買えるので、

「ないよりは・・・」

と思っている人は、

これでもいいと思います

まとめ

ライフジャケットの選び方は、

・浮力体で、7.5kg以上のもの

・ベストタイプは足を浮かして流される

・おすすめは股ヒモが付いているタイプ

 

ここまで読んで頂きありがとうございます。

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